当院の認知症予防改善プログラムの基本的な流れ
ApoE遺伝子が4型の方は、
- 01ApoE4遺伝子の測定(一生に一度の測定)
- 02MCI検査 (正常、軽度認知症、認知症の状態により、次回の検査日が決まります)
- 03他の採血検査など(こちらで認知症予防改善プログラムの効果判定を行います。個々によって効果判定の効果が異なります)
- 04栄養(食事療法、サプリメント)、運動(認知症フィットネス)による介入を行います。
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Dementia Prevention Center
認知症の大部分を占めるのがアルツハイマー病ですが、米国アルツハイマー協会の見解は、『本当に新薬と言えるアルツハイマー病治療薬は2003年以来、承認されておらず、現在承認されているアルツハイマー病治療薬には、病気の進行を止めたり、遅らせる効果はない』(アルツハイマー病真実と終焉:デール・プレデセン著)とのことです。
認知症に対して、皆さんはどのようにお考えでしょうか?認知症は最大原因は加齢であり、共生しなくてはいけない、とお考えでしょうか?
そのようにお考えの方は、当院の対象ではありません。
私が接してきた方々の大半は、『出来るだけ認知症になりたくない、子供に迷惑かけたくない。』、『認知症に効くサプリメントはないですか?』と仰っていました。そのようにお考えする方々がいく、クリニック・病院はなかなかないというのが現実です。
当院は、認知症専門の病院ではありません。
当院の認知症予防改善プログラムは、リコード法、コウノメソッドをベースに、当院でできる範囲のことを行います。リコード法に特化したクリニックもありますので、費用などを比較検討して頂ければ幸いです。
認知症の大半を占めるのは、アルツハイマー病です。
ApoE4は、最も強力なアルツハイマー病の遺伝的危険因子として知られています。
ApoE4をひとつ保有している場合(片方の親から受け継いだ)は、アルツハイマー病にかかる生涯リスクは30%に上昇し、ApoE4を2つ保有していれば(両方の親から複製した遺伝子を受け継いだ)、優に50%以上になるち言われています。
これに対し、ApoE4遺伝子がひとつもない人のリスクは、わずか9%と言われています。
ApoE遺伝子検査 | 18,000円(税別) |
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軽度認知障害(MCI)とは、健常者と認知症の中間の段階を指します。日常生活に支障はありありませんが、そのまま過ごすと約5年でその半数以上が認知症に進行すると言われています。最近の研究では、MCIの段階で適切な予防や治療を行えば、認知症の発症を防ぐことや遅らせることができると分かっています。認知症の中でも最も多いアルツハイマー型認知症(アルツハイマー病)は、発症する約20年前から主な原因物質であるアミロイドベータペプチドが脳内に溜まり始め、認知機能が少しずつ低下していきます。
2025年、65歳以上の高齢者のうち認知症の人は約700万(5人に1人)に増加すると予測されています。さらに、認知症予備軍と言われる軽度認知障害(MCI)の人は同数程度いると言われており、認知症対策は社会的に緊急の課題と言えます。
現在、認知症は症状の進行を一定期間防ぐ薬はあるものの、根本的な治療は未だ開発中です。大切なのは発症後の治療ではなく、発症前の予防です。認知症はなる前に予防しましょう。
ほぼ寝たきり状態である要介護度5の第2位は認知症(23.7%)です。ちなみに、第1位は脳血管疾患(34.5%)、第3位は高齢による衰弱(8.7%)です。寝たきりになると、身近な方の介護が必要となります。今、問題になっている介護離職などに発展していきます。
アルツハイマー病はアミロイドベータペプチドという老廃物が脳に蓄積し、神経細胞を破壊することで発症します。『MCIスクリーニング検査』は、アルツハイマー病の前段階であるMCIのリスクをはかる血液検査です。この検査では、アミロイドベータペプチドを排除する機能を持つ血液中の3つのタンパク質を調べることで、MCIのリスクを判定します。
検査結果はリスクに応じてA~Dの4段階評価となります。
MCI検査 | 22,000円(税別) |
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など
*他のクリニック・病院ではなかなか見当たりません。