がん治療医より、『抗がん剤は終了です。診療は終わりです。』と言われ、続けて『緩和ケア病棟の面談に行って下さい。』と言われることはよくあります。

頭が真っ白で、事の次第についていけないことがよくあります。

抗がん剤終了と言われても、抗がん剤の副作用が抜けて、ご本人は元気な場合があります。

元気なうちは、いろいろやりたいことをやったら如何でしょうか？今後のことは、ゆっくり、考えてみては如何でしょうか？

当院の『緩和ケア外来（がん相談外来）』では、日頃の体調管理、がんが引き起こす様々な症状に対応していきます。
当院では心身の苦痛を和らげていきたいと思います。
そして、今後の過ごし方について一緒に考えていきたいと思います。

家で過ごすことが困難になった際には、当院から緩和ケア病棟の面談予約を出来ますし、施設入所の手配も出来ます。そして、最期まで家で過ごしたい方には当院から訪問診療を行います。

がん治療が出来なくなったら、"終わり"　ではないのです。

ご自身の過ごした方は、ご自身で決められます。